えりくの活動

私たちは、発達障がい等(自閉症スぺクトラム障がい、学習障がい、ADHD等)の子どもたちへの
それぞれの特性に合わせた支援を通じて、バランスのとれた自尊感情を育み、学校や社会生活を
営む上での困難を軽減し、すくすくと育っていくための環境をつくっていくことを目的として活動しています。
そのためにまずは「学習支援」を起点とし、そこから広がる多面的な支援を通じて、
安心安全の居場所を作り、適切な自尊感情を育みながら、興味・関心を広げ、
かかわる力、表現する力など学びの土台を築いていくことを目指します。

えりくが大切にしたいこと

  • Point1 まずは学習支援

    私たちの支援の主軸は「学習支援」。
    お子さまの認知特性や、学習面での得意
    なところ苦手なところを分析・検討し、
    お子様一人ひとりの今の状況に合わせた
    学びのサポートをしてきます。

  • Point2 学習支援から広がる多面的なサポート

    学習支援から広がる多面的な支援の形
    ―たとえば居場所としての機能、たくさんの
    大人や子どもたちとのかかわり、さまざまな
    アクティビティ―そこから育まれる
    コミュニケーションスキルや
    ソーシャルスキルを大切にしていきます。

  • Point3 信頼関係を前提とした関わりで安心できる環境を

    お子さまにとって「安心の環境」である
    ことで、お子さまがのびのびと育つための
    豊かな学びや経験を生み出せる、私たちは
    そう考えています。だからこそ、私たちは
    お子さまとの「信頼を前提としたかかわり」を
    何よりも重視していきます。

えりくの名前について

心理学者

エリク・ホーンブルガー・エリクソン

Erik Homburger Erikson

1902.6.15 - 1994.5.12

wikipedia掲載画像

「えりく」は、エリク・ホーンブルガー・エリクソンの名前を由来としています。エリクソンは、「心理社会的発達理論」という理論を唱えたアメリカの心理学者・精神分析家で、心理学を学んだことのある方ならば、聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。エリクソンの心理社会的発達理論はライフサイクル理論とも呼ばれ、人が生まれてから死ぬまで、どのように社会的な発達をしていくのか、人生の課題を段階的にクリアしながら健やかに生きるためにどう生きたらいいのか、重要なヒントを与えてくれる理論です。私たちがこの偉大な心理学者から名前をいただいたのは2つの理由があります。

ひとつは、私たちが、子どもたちの「発達」を支える立場であることを忘れず、その「ライフサイクル」を長期的に見据えた上で支えていきたいということ。支援はその場だけのものではなく、子どもたちのこれからの人生にさまざまな影響を与える可能性があることを忘れないでいたいと思うからです。
もうひとつは、先人たちの知恵・学問的な蓄積を学び、感謝を込めて活用させてもらおう、そして、自らも未来の人たちにその実践や学びを残していこうという思いを持っていたいからです。この2つの理由から偉大な先人より名前をお借りすることにしました。
子どもたちの支援に「これが完璧」はありません。常に学び、考え、実践し、そしてまた学び、実践につなげる。その姿勢を保ちながら、子どもたちとかかわり続けたい。そんな思いとともに私たちは「えりく」を始めました。